中国留学情報

寮で自炊はできる?

中国の大学の学食とか、
大学の近所の食堂とか、
当たり前ですがメニューはすべて中華料理です。

留学生が千人以上いるようなスーパー大規模校になると、
大学の近所にも日本料理店とかあるんですけどね。

ごくごく普通の大学に留学すると、
毎日3食中華料理になります。笑
いやいや、笑いごとじゃなくて本当に。

毎日中華じゃ飽きちゃう。
油っこい料理は苦手。
自炊して節約したい。
そもそも料理が趣味。

そんな理由で自炊したいという方がいらっしゃいます。
はてさて、自炊はできるのか?


たいていの留学生寮には共用のキッチンがあります。
ですので、自炊自体は可能です。

可能は可能なんですがね…


まず、共用のキッチンですが、
寮全体で1ヶ所とか、多くても1フロアに1ヶ所。
なので、自炊する時間帯が重なったりとかで、
使いたい時に使えるとは限りません。

それから、汚れていることが多いんです。
私、寮のキッチンって数百見てきてますが、
整理整頓ビューティフルってのは少ないです。

ちゃんと掃除をする係の人はいます。
いることはいるんです。
が、
日本の「キレイ」ってレベルが高すぎなんです。
中国とは基準が違う。

彼らに日本並みの掃除を求めてもムリです。
良し悪しの問題じゃなくて「ムリ!」なんです。

その結果、留学生寮の共用キッチン、
日本人の感覚から見ると、
明らかにキタナイです!

じゃぁどうすれば良いか?
自分で掃除するつもりでいた方が良いです。
冗談じゃなくて本当にです。

掃除の係の人が日本並みにキレイに掃除してくれる。
なので毎日気持ちよく料理ができる。
そんな期待は持たないほうが良い。
その期待が実現する可能性はゼロですから。


そして、クセモノが冷蔵庫です。
共用のキッチンに共用の冷蔵庫が置かれているのですが…

入れておいた食材がなくなったとか、
ジュースを勝手に誰かに飲まれたとか、
韓国人が多くて中はキムチの匂いが充満とか、
奥から腐った野菜が出てきたとか。

もうね、ホントなんですよ。
冷蔵庫のドアの向こうには、
異次元の世界が広がってます。笑

まぁ、大学を訪問するたびにキッチンに入っていって、
冷蔵庫チェックをしてる私もそうとう異次元なんですが。苦笑


それから、自炊で節約しようと思ってらっしゃる方。
確かに自炊で節約できるかもしれません。

でも、ラーメン1杯が100円ちょっとの国ですからね。
自炊して2割コストカットできても20円でしょ。
3食で60円、1ヶ月で1,800円。
ねぇ…

共用キッチンの掃除係に就任したり、
冷蔵庫の異次元ワールドと戦ったり、
さらに勉強時間まで削って。

それで節約できるのが1ヶ月で1,800円。
アホらしいでしょ?


じゃぁ、
たまには自分で日本料理を作りたいとか、
料理が趣味とか、
そういう人はどうすりゃ良いのか?

おすすめはDKタイプの寮です。
日本でいうアパートを寮として使っていて、
3DKを3人でルームシェアするというタイプがあります。
こういう寮ならば、DKごとにキッチンがありますので、
快適に自炊ができます。

ただし、
ルームメイトがやりっ放しタイプの人の場合、
やっぱり掃除係就任です。笑

それを避けるための一番確実な方法、
それは、
2DKを1人で占有することです。

これであれば、
日本でアパート暮らしするのと同じ感覚です。

地方の中小大学を探せば、
2DK占有でもけっこう安い大学ありますよ。
自炊派の方、検討してみては?

→ 次へ:ルームメイトは選べる?
← 前へ:交通の便で大学を選ぶ?
→ 中国留学ゼミナール 目次に戻る
→ 「中国留学情報」トップページへ

「寮で自炊はできる?」ページからのお問合せ

大学を選ぶ